メゾネットはやめたほうがいい?住人がメリット・デメリットを教えます
- メゾネットはやめたほうがいいのか知りたい
- メゾネットタイプの賃貸物件のメリット・デメリットが知りたい
- メゾネットの住み心地は?住みにくいのか知りたい
こんにちは、ゆるミニマリスト主婦のくうかです。
メゾネットは「集合住宅でありながら戸建て住宅のような住み心地」という特徴があります。
- 内階段があり戸建てのような住み心地
- 似たような間取りでもマンションより家賃が安い
- 内装がおしゃれ
など、魅力的なメリットがありますが、実際に住んでみて気になるデメリットもいくつかあるのが現実。
先に結論を言うと、メゾネットは、間取りのタイプによっておすすめできる・できない場合があります。
ではどういう人におすすめできるのか、できないのか。
メゾネットタイプの賃貸物件に長く住んでいる私が正直にお伝えします!判断材料にしてみてくださいね。
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メゾネットとは?間取りタイプ別に考えられる住み心地
私は積水ハウスのシャーメゾン、軽量鉄骨のメゾネットに8年住んでいます。(現在進行形です)
そもそもメゾネットとは、どのような住宅のことをいうのでしょうか?
メゾネット、または複層住戸とは、1住戸が2層以上で構成される集合住宅である。
ウィキペディアより引用
1つの住宅の内部に内階段が設置され、2層を立体的に使用することで、一戸建のように利用することができる。1層の住戸であるフラット に対する用語。
メゾネットは、2階以上の階層で構成されている集合住宅。
隣りの住戸と壁で繋がっている住戸のことをいい、テラスハウスやタウンハウスも同様です。
また、内階段があるのも特徴といえます。
またメゾネットタイプの間取りには、
- 生活空間が1階と2階に分かれる
- 生活空間が1階または2階のどちらかにまとまっている
という、2種類に分類されます。
間取りや家族構成によって、「住みやすさ」「住みにくさ」の感じ方が変わってくるといえるでしょう。
間取り別におすすめポイントを詳しく説明していきます。
間取りタイプ①生活空間が1階と2階に分かれるメゾネット
以前私も内見したことがありますが、1階にLDKと風呂トイレなどの水回りがあり、2階には部屋が複数あるタイプ。
まさに戸建てのような間取り。
このような間取りタイプでの良い点・悪い点は、
階下に住人がいないので、足音などを気にしなくても良く、騒音を配慮するストレスがありません。
また寝室とLDKを離すことができるので、子どもが寝ていても物音で起こしてしまう心配はないでしょう。
子育て世代ファミリーには、この間取りタイプをおすすめしますが…
しかし一方でデメリットの方を考えると、主婦としては家事動線が気になるところ。
洗濯を例にしてみると、1階で洗濯をして1階で干せば問題はなさそうですが、2階に干したい場合は移動が大変です。
トイレも掃除も地味に面倒かも。
間取りタイプ②生活空間が1階または2階にまとまっているメゾネット
現在私たち家族が住んでいるメゾネットは、積水ハウスのシャーメゾンの2LDKで、こちらのタイプの間取りです。
1階は玄関と納戸のみで、2階にLDKと洋室2部屋と水回りがあり、生活空間は2階にすべてまとまっています。
アパートやマンションに近い間取りといえます。
このような間取りタイプでの良い点・悪い点は、
主婦としては、家事動線がよいのはかなり大きなポイント。
洗濯は同じ階で完結する方が絶対にいいし、掃除もだいぶラクになる。
主婦(主夫)には家事動線がとっても大事!
選んだ物件の方が私には暮らしやすい間取りでした。
しかし、階下に住人がいる場合は、生活音は気にしなければならなくなります。
わが家では下の子が5歳の時に入居しました。
入居時に、一応小さい子がいるということは階下の住人に伝えに行きましたが、優しいカップルでしたので特に苦情もなく暮らすことができました。(感謝!)
それでも気は遣いますし、子育て中の方には自信をもってこの間取りタイプをすすめることはできないかも。
間取りの詳細やわが家のメゾネットの使い方を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
メゾネットはやめたほうがいいのか?という問いに対して、
間取りや家族構成にもよりますが、賃貸物件ということでそれほどマンションやアパートと気になる部分は変わらないと感じます。
メゾネットで良かったこともたくさんあるので、具体的なメゾネットタイプのメリット・デメリットをお伝えしていきます。
メゾネットタイプの賃貸のメリット
実際にメゾネットに住んでみて良かった、メリットだと考えられることをお伝えしていきます。
- 内階段があり戸建て感覚が味わえる
- 似たような間取りでもマンションより家賃が安い
- 階下の住人がいない場合は生活音を気にしなくてよい
- 内装がおしゃれ
メリット1. 内階段があり戸建て感覚が味わえる
生まれてこのかた戸建てに住んだことがなかった私には、1階に玄関があるということがとても新鮮。
玄関を出るとすぐ外!というのは、気軽に出かけやすくなりました。マンションでオートロックだと、少々出不精になっていたので…。
そして、なんといってもメゾネットの1番の醍醐味はこれではないでしょうか。
引っ越し当初は嬉しくて仕方なく、用もないのに階段の上り下りをしていました。笑
階段の上り下りが意外といい運動になりますよ♪
メリット2. 似たような間取りのマンションより家賃が安い
同じ2LDKでも、マンションよりメゾネットの方が家賃が安いです。
さらに、比較的新しい築年数のところが安く借りられます。
私が住んでいる地域は神奈川県ですが、マンションより築年数は新しいのに、2万円以上は安かったと記憶しています。
2万円の差は意外と大きい。
マンションに比べると戸数が少ないので、家賃を抑えられるようですよ。
インターネット回線が標準装備の物件なら、通信費も抑えることができます。
わが家もインターネットが無料です。(関連:通信費が節約できるインターネット無料の物件)
メリット3. 階下の住人がいない場合は生活音を気にしなくてよい
階下に住人がいない間取りタイプの場合なら、生活音を気にせずに暮らすことができます。
子どもに注意することも減るし、子育て世代にはありがたいですよね。
わが家は階下に住人がいるので気を遣います…。
メリット4. 内装がおしゃれ
2で説明したように、比較的新しい部屋が借りられるということで、部屋の中もきれいでおしゃれなところが多いです。
わが家では壁の1面にアクセントカラーが入っていて、ちょっとおしゃれな感じに見えるんですよね。
トイレも向かって左側の壁がグレーになっていて、おしゃれに見えませんか?
アクセントクロスがおしゃれ!
このトイレ、とっても気に入っています♪
メゾネットタイプの賃貸のデメリット
メゾネットに住んでみてここがいや、デメリットだと考えられることもお伝えしていきます。
- 防犯面に不安がある(怖い)
- 隣人・階下の住人の生活音がうるさい
- 掃除が大変・面倒くさい
- 夏は2階が暑すぎる
- 1階からの虫の侵入が多い
デメリット1. 防犯面に不安がある(怖い)
1階に玄関があるということが「出かけやすい」というメリットでもあったわけですが、それが逆にデメリットでもあります。
正直、夜はけっこう怖いと感じます。 夫が夜勤で帰ってこない日とか、怖いですね。
玄関を開けられたらすぐ不審者が入ってきてしまうという不安。(怖がりなので…)
オートロックなら2段階ドアがあるし、ドアや窓も2階以上を選べばそれほど怖くはない。
遅い時間にインターホンが鳴ると、それはそれはビビります。笑
宅配業者だったとしても、夜は見覚えのある人でなければ出れません!
デメリット2. 隣人・階下の住人の生活音がうるさい
隣人が階段を上がってくる足音やドアを閉める音などが、自分の家の音と間違えるくらいかなり鮮明に聞こえるので、うるさいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ということはこちらの生活音も、お隣りや階下の住人に聞こえちゃってるのかもしれないと思うと心配です。
軽量鉄骨は防音性は低いそうで、気になるようなら防音対策をした方が良いでしょう。
うるさいなどの苦情は今のところ来ていませんが、子育て世代は少し気を遣うかもしれません。
わが家では子ども2人ともピアノを習っているので、ヘッドホンや防音マットなどの対策をしています。
賃貸物件でおこなっている防音対策は、以下の記事内で紹介しています。
デメリット3. 掃除が大変・面倒くさい
ここから3・4・5番は、メゾネットだからというわけではなく、戸建てでも同様です。
戸建て感覚を味わえる一方でのデメリットになりますね。
階段があるので、面倒くさいなと思うことが時々あります。
- 来客で玄関に出なければならない時
- 荷物が多かったり重かったりする時
- 階段の掃除をする時
- 具合が悪い時
具合が悪い時の階段は、なかなかしんどかったです。
デメリット4. 夏は2階が暑すぎる
暖かい空気は上に上がってくるので、1階はわりと涼しいのですが夏になると2階がとにかく暑い!!
階段をのぼっている途中からもわっとしてきます。笑
わが家には西向きの窓があるから余計に。
暑さ対策としては、とにかく西日を抑えるようにしています。
- 午後は西向きのカーテンを閉める
- カーテンを遮熱タイプに変える
その分冬は暖かいので、寒がりな方にはいいですね。
デメリット5. 1階からの虫の侵入が多い
虫の侵入が多いなと感じます。
戸建てに住んでいるお友達も「普通に家にムカデが入ってくる」って言っていました。
夫の実家(平屋の戸建て)でもムカデの侵入に居合わせたことがあります。
まだわが家にムカデさんはいらっしゃってませんが、蜘蛛が非常に多い。
その他チャタテムシ、タカラダニ、ゴキブリなど。珍しいところではツツジグンバイなんていう虫も。
メゾネットタイプがおすすめの人
メリット・デメリットを踏まえて、メゾネットタイプの賃貸物件がおすすめな人はこちら。
- 家賃をなるべく抑えたい
- 新しくおしゃれな部屋がいい
- 階段が好き
- 周りの生活音は気にならない
家賃を抑えつつも新しいお部屋に住みたい方にはおすすめです。
なおかつ階段が苦にならない人。
賃貸物件なので生活音はどうしてもしてしまいます。ある程度は「しょうがない」と割り切れるなら、快適に暮らせるかもしれません。
メゾネットタイプはやめたほうがいい人
逆にメゾネットタイプの賃貸物件はやめておいたほうがいい人はこちら。
- 防犯は重視している
- 他人の生活音が気になる
- 階段はないほうがいい
- 虫が苦手
女性の一人暮らしだと、1階に住むことは防犯面では多少の不安があります。
階段は思っていた以上に掃除は面倒なので、引越しの際には重要視したほうがいいと感じました。
メゾネットタイプのメリット・デメリットをふまえて後悔しない物件選びを
メゾネットタイプの賃貸物件に実際に住んでいる私が感じた、メリットとデメリットのまとめです。
こうやって挙げてみると、デメリットのほうが多かったですね。苦笑
デメリットはあるものの、戸建て感覚を味わえたことはワクワクもあり楽しく、良い経験になったと思います。
そしてメゾネットに向いている人・向かない人をまとめると以下になります。
冒頭の結論を再度言いますが、「メゾネットは、間取りのタイプによっておすすめできる・できない場合がある」。
メゾネットはやめたほうがいいとまでは思わないし後悔もないですが、防犯面と生活音は暮らしていく上でやはり気になる部分ではあります。
ただ、新しくておしゃれな家というのは住んでいてテンションが上がりますし、私も子どもたちも気に入っているんです。
マンションより安いというのも魅力的。
私が実際にメゾネットに住んだ経験が、引っ越しの判断材料になったら嬉しいです。
メゾネット2LDKの使い方
狭い家に引っ越してみて、意外とよかったという話
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